近年の日本では女性が働きやすい環境を作る為、時短や残業無し制度を導入する会社が急増している。
だからと言って全女性が働きやすいかと言うと異なり、時短や残業無し制度を利用しても辞職する人は後を絶たない状態である。
大手人材会社が辞職女性に理由を調査したところ、一番多かったのは人間関係だった。
時短、残業無し制度はあっても皆の協力が足りない、人間関係が辛いから辞めると言う事である。
その一方で家庭の事情があって時短勤務でもバリバリと仕事をこなして、後々出世していく人もいるのだ。
こうしたキャリアウーマンと辞職した女性の違いは、考え方である。
基本的に時短や残業無し制度は人に協力してもらうだけでは無く、自分がその時間までに仕事を終わらせて家庭と両立させるのが望ましいのだ。
キャリアウーマンはその事を理解しているから、育休中から家庭を両立できる準備をしている人が多いのである。
例えば勤務の後にすぐ出来る料理配達の手配や子供が急に熱を出した時のシッターを雇って、仕事に集中できる環境を作っているのだ。
加えて空いた時間があったら前倒しで業務を進める、休憩中に資料を見ておく等、一日の業務をスムーズに行う為の行動も万全である。
こうした行動があるから周囲からも必要とされ、出世に繋がっていくのだ。
現在の日本では育児や介護等家庭の事情を持ちながら働く女性は優遇されやすい環境ではあるが、周囲の理解を得て長く働く為には自分の努力と準備が何よりも大切である。
逆にこうした事を怠って人に期待ばかりでは、良い人間関係は難しいだろう。